株式会社 システムシェアード株式会社 システムシェアード

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SUCCESS STORY

「開発現場と
教育現場の両立」

岡野 博樹(オカノ ヒロキ)
社歴は2018年入社、今年で5年目。
最近のマイブームはピルクルと飲むヨーグルト。

入社前は環境化学を学んでいて、主に公害や河川に流れ出た汚染物質を調べるといったことをやっておりました。教員免許も取れる学部でして、大学の講義でプログラミングを学ぶ機会があり、教育もプログラミングも両方やりたいなぁと考えていたところで両方の事業を持っているシステムシェアードに行きついたのが入社のキッカケになります。

入社から現在までどのようなお仕事をされていましたか?

実質プログラミング経験は学校で学んだものだけでしたのでほぼ未経験の状態からスタートしました。入社直後は弊社教育サービスの東京ITスクールから 3ヶ月間に渡る新人Java研修を受けるところからスタートしました。研修終了後、教員免許を持っていたのもあり、そのまま講師のサポートに周り、時折登壇するなどして教育事業に深くかかわることになりました。中ではJavaだけではなく、AWSやAIの短期間セミナーなどにも登壇する機会をいただき、おおよそ3年間、講師経験を積むことができました。

入社から今まで教育事業にのみ携わってきましたが、ものを教えるにしても、実際の開発現場というものを経験してこなかったため、教育するにしても生きた知識を吸収したいなという思いが強まり、わがままを言わせてもらい、今は開発現場にチャレンジさせていただいております。

教育から開発現場への転向とのことですが、
今はどのような仕事やっていますか?

現在は昔から弊社とお付き合いさせていただいている企業様の元で、 ECサイトの開発を行っています。内容として 外部の製品を作っている企業のAPIを活用しながら、そのECサイトで製品を表示・購入するまでのシステムを製造からテストまでの工程に関わっております。幸いにもJavaやservletといった、講義で扱っていた環境での開発を行っておりまして、講師経験で得た知識が役立つ形となりました。週一回だけ打ち合わせで出勤していますが、基本的にはテレワークでの作業を行っています。

教育と開発で働く環境がガラッと変わりましたが
苦労しているところはありますか?

正直言うと、毎日が新鮮で楽しいと感じることはありますが、あまり苦労として感じている部分は無いです。(笑)
講師をやっていた経験とのギャップと感じている点をしいて挙げるなら、すぐ隣に相談できるチームメンバーがいるところでしょうか。講師として登壇していた頃は、研修会場を預かる手前、講義中はすべて自分で解決しないといけない部分があるのですが、開発現場ではオンライン環境も手伝って、いつでも話せる人がいるという環境が新鮮に感じています。日進月歩の技術進化の中で顧客課題を解決するための最適解を仲間と検討し続けるので、わからないことがある前提で調べるので、気の持ちようが全然違うなぁというギャップは感じています。

当然、開発現場に参画する手前で不安は少なからずありました。果たして講師経験のみの知識で実戦に通用するのかな?といった具合です。結果的にはちゃんと講師の立場で教え続けてきた知識はしっかり通用しているので、安心はしています。(笑)

未経験スタートとのことで、
これまで工夫してきたことは何かありますか?

そうですね。意識し続けているのは、常にやったことに対して、フィードバックをもらうようにしていたことですね。特に経験の浅い分野での仕事では、不足している部分を重点的にフィードバックもらうように心がけていました。私の性格でもあるのですが、良いことばかり言われていると逆に不安になるといいますか…忖度されてるんじゃないかなと変に勘ぐってしまうんですよね。厳しいフィードバックを必ずもらうようにすることで、自分の伸びしろに気付けて、次は同じところを指摘されないようにやってみようという挑戦意識が生まれていたんです。

とはいっても、辛辣なことを言われると落ち込みはするので、仕事以外の時間ではあえて忘れるようにして、オンとオフの切り替えも同時に強く意識していました。学生のころから、「常に与え続けられる人であれ」というポリシーを持っていたので、落ち込んだ時はこの言葉を思い出すようにしていたのも、気持ちのバランスを保てた秘訣だったのかもしれません。

これまでの経験で印象に残った出来事はありますか?

講師のサポートを離れて、はじめて一人で登壇したときのことだったのですが、未経験相応に気を張っていまして、 夜寝る間も惜しんで講義準備をしていました。当然ながら気持ちも身体もすり減っていったのですが、そんな姿を見た先輩講師から「受講生を信用していないんじゃない?」と言われて、ハッとした気付きがあったのが今でも心に残っています。
受講生も調べて学んで行くのに、全部教えようとしてしまうということは、受講生の成長機会を奪ってしまうことにつながる、もしくは受講生が学べないと思ってしまっているからじゃない?というメッセージとして私の心に刺さった出来事でした。これは、開発現場でのマネージメントも同様のことが言えるなと捉えています。人対人の仕事なので、教育で得た考えはそのまま開発でも応用できるなと考えながら現在も業務に活かせています。

教育と開発でそれぞれ感じる仕事のやりがい

開発現場に入ると何かしらの形が残り、それによって顧客や社会に貢献できたと実感できる部分がやりがいに感じています。一方で、講師はというと、登壇中はやりがいを忘れてしまうくらい毎日が忙しいのですが、最後の受講生たちによる成果報告会や、終了式が終わって受講生から現場参画の報告が来たり、新しい技術に対する勉強方法の質問がくるなどがあると、しっかり受講生と信頼関係が結べたんだなと、達成感を強く感じて、次もがんばろうという意欲が湧きます。

今の案件に関わりながら、教育のときにテキスト通りに教えてはいたものの、有用性をあまりわかっていなかった部分が、開発現場で雑なソースコードを触ったときにコンパイルができなくなったことがあったりと、教育で伝えていた理由が身体で理解できたりと、教えていたことと開発とでつながりを感じて、このような発見もまたやりがいにつながっていると感じられています。

最後にこれから入社を検討している人への一言

開発だけじゃなくて教育をやってから開発現場に参画したということもあって、Javaの基本的な使い方を知っている状態で入れたと考えているので、応用を学ぶような経験ができています。教育は知識が身につくというのはもちろんですが、人と人との対話が常時行われるため、精神的に成長できると考えています。人を育成することによって、自分が気付かされる場面がものすごく多く、様々な指摘を自分の成長につながる場面があるので、教育と開発の両方を経験できるものとして、すごく楽しいなと感じています。

余談ですが、開発現場の中で、教育は興味ないなと呟いている先輩がいるのですが、そういう人ほど、教えるのが上手だと感じています。説明が的確でわかりやすく、一手先まで理解してくれるんですよね。そんな技術と知識を持っている人が、変に線引きして教育に携わらないのですごく惜しいと感じているので、一緒にそういう人たちと登壇したいなとひそかに感じている。教育も開発も両方できるのがシステムシェアードの良い部分の一つでもあるので、ぜひ一緒に教育も開発も携わっていきましょう!

貴重なお話とメッセージありがとうございました!

「電子マネーの決済システムの開発」

林田秀斗(ハヤシダ シュウト)
社歴は2018年入社、今年で5年目。

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